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【バチェロレッテ】真実の愛に定義も形もないから探しちゃダメ

バチェロレッテが最終回を迎えました。

例に漏れずAM2:00までリアタイ後、寝付きの悪い夜を過ごし、萌子の夢見たし、翌日は仕事も手につかなかった・・・ 

やっと考えがまとまってきたのでブログを書きます。

 

アフターファイナルローズパーティーまでのネタバレ含みます

 

萌子さんの決断を100%支持する

そもそも他人が選出した17人から短い期間で結婚相手を選ぶなんて無理。

「ルール違反」と言っている人もいるけど、バチェロレッテの「運命の相手を探す」というテーマに一番誠実に向き合っていたのが萌子さんでは。

仮に「見つける努力」を放棄して、「いやー運命の人いなかったっすね。」ってやったなら批判するのもわかるよ。でも違うじゃん。
むしろ、「無理やりにでもひとり選ぶ」「とりあえず付き合う」ことの方が、余程ルール違反。

候補者ひとりひとりとガチで向き合い、自己開示し、自身の結婚観・恋愛観を徹底的に内省した結果、誰にもローズを渡せなかった。

萌子さんがこの企画に対して、そして結婚について最初から決めていたこと。彼女にとっては「真実の愛」=結婚で、それを探しにきた。
この根本がある限り、この答え以外ありえなかった。

真実の愛を探すのはやめにしないか

とはいえ、萌子さん自身がの「真実の愛」=「結婚」についての考え方に押し潰されてしまわないかとても心配になってしまいました。

"私が理想とする"真実の愛ってなんだろう。

それが知らず知らず、彼女のTopicになってしまってはいないかなと。
萌子さんが理想としていた「真実の愛」を分解するとおそらく

  • 現時点でたまらなく相手に恋情を感じていること
  • その先もその恋情が途絶えないという確信があること
  • 相手もそれを約束していること
  • 思いの強さが釣り合っていること

って感じかと(番組中の言動から)推察するのですが、こんなことは起き得ないんですよ。
(頭がバグってこの条件が揃っていると思い込む場合はある)

未来の愛に確信を抱くのは、無理。

私たちは変化する人間なのだから、環境と共に気持ちや価値観が変わるのは自然なこと。

ましてや死ぬまで相手と一緒にいられるかどうかなんて、わかるはずもない。

だからこそ、できることは、その瞬間その瞬間で相手に誠実に向き合うことだけ。

それでも、明日も明後日も、ずっと一緒にいたい。できる限り寄り添い、助け合って隣を歩きたい。そう思い続けられる関係性をつくっていくこと。

その先にしか未来はない。

「真実の愛」を見つける(=定義や形をつける)のは、無理。

 萌子さんはep.10で「私の周りにはいろいろな愛が溢れていた」と語っていた。
ならば、結婚を決める「愛」も萌子さんだけのものでいいのになと。

30代の成熟した大人の女性である萌子さんには、そこにFitした幸せがある。

「肩の力を抜いて」とか「難しく考えないで」なんでありきたりな言葉はかけたくないけど、「生涯添い遂げられる結婚相手との間に子供がほしい」と言う気持ちと潔癖さの板挟みになって、ご自身を追い詰めてはいないかと心配になってしまった。

ともあれ、萌子さんには一旦、「真実の愛」探しはお休みしていただいて、楽しいと思うことを貪欲にたくさんやって、いろんな人と関わって、思い切り笑う日々(おそらく彼女の日常)を過ごしてほしい。

(追記:arのインタビューにて真実の愛は作るもの!と仰っていて安心しました)

その中で「この人と一緒にいたいな」と思える人が見つかったら結婚すれば良いし、見つかんなかったら友人と楽しく過ごしても良いじゃん。

大失恋Afterアラサーの傷は穏やかな愛でしか癒えない

萌子さんが涙ながらに「これが愛なのかなと思えた」と語る元彼、どんなひとだったんだろ〜。

20代後半〜アラサーでかます大恋愛からの失恋、めちゃ辛いよな・・・

私が思うに、大恋愛後に同じスケールの恋愛を求めるのは、難しいですよね。
燃えるような恋には一定の愚かさや思い込み、自分勝手さが必要で、それって人間が成長するとともに失われるものだから。

自分を癒すために恋愛から少し離れて時間をとって、そのなかで出会った穏やかに愛せる人とお互いを尊重しながら過ごす。

この間、当然前の人を思い出したり、比較して辛くなったりもするけど、それはそれ。

で、向き合うべき人と向き合いながら日々を過ごすうちに、気付いたら、燃えるような恋よりも大きく愛が育っていて、前の恋のことはちゃんと「思い出」になる。

大人になってからの大恋愛、そんな感じでしか癒えないし、前に進めないのでは?と思う。大人になると傷の治りも遅い。

コウさんはさ〜、もっと早くそれやっとけ

ここからは男性2人について私が感じたことを。

この人は、毒舌だけどめちゃめちゃ良い人だろ。
最初から本音でいけてたら圧勝してる。

彼は今回いちばん編集の被害(悪意はなくとも)(盛り上げるために多少わざとやっているとしても)を受けた人だと思う。
批判を受けていた「貧困層の皆さんには」発言も、カメラがないところでかましていた定番のギャグだったのでは。

ep6で杉ちゃんが肩を借りて泣いていたし、周りの男性からも「良いヤツ」と認識されてたと思います。

だからこそ、そういう部分を萌子の前でも見せてもよかったのではと・・・

萌子さんの「今日はリスクマネジメントするのやめない?」を受けて、

「萌子さんのことがちゃんとすき、ちゃんと「頭で」好き。だから失敗しない、と思っていたけど上手くできない、ほんとに好きになったら無理なんだね」

と語る彼はすてきでした。

(めちゃ痺れましたね。これしかない!と思える渾身のクリティカルヒットでした。)

また、

「空気読めないとこあるもんね。ムカツクわ・・・そういう人だから好きになったけど。」 

こちらも、萌子さんに向き合ったからこそ出る、コウさんらしいコメントでした。

向き合ってたし話も聞いてたけど自分をセーブしてたってことなのかな。人間ってむずかしいな。

萌子さんの前でも「ムカつくけど好き」やってよかったのでは。

タラレバはありませんが。

アフターローズパーティではすっきりした表情をしていた彼、私なぞが心配せずとも素敵な仕事仲間と友人に囲まれ、幸せを手にすることでしょう。

生身の人間の一世一代の大恋愛を全世界に公開すな 

先述の通り「ランダムに選ばれた20人そこそこのなかで本気で恋する!」ってコンセプトはそもそも破綻している。茶番にしかなり得ない。

でも、茶番くらいがちょうどいいんだわ。って杉ちゃんと萌子のガチっぷりを見て気づきました。これはテレビでやるもんじゃない。

人の本気の感情、刺激が強すぎ。失恋したときのように他のことが手につかなくなってしまった。

多くのメンバーは「バチェロレッテという世界の中で」萌子さんを好きだった(もしくは別に好きじゃなかった)と思う。だからアフターローズパーティでは魔法が解けたようにすっきりしてる。

でも杉ちゃんはガチ。全身全霊で恋しちゃってる。
出会って間もないはずの萌子さんが、人生になくてはならない必要不可欠な、唯一無二の女神になっちゃってる。

ふたりは感覚が似ている。魂がちかぢかと触れ合っていて、私たちがVTRで受け取れる以上の情報を交換し合っていて、だから、短い期間でもこんなに深く愛してしまったのでしょう。

特にアフターローズパーティでは、杉ちゃんの全ての言動から番組終了後も続いていたの彼の苦悩が感じられ、これが彼にとって一世一代の大恋愛であることがひしひしと伝わってきた。

スタジオで、大勢の人の前でやるにはあまりに本気すぎませんか。これをコンテンツと消費することに罪悪感を感じてしまいました。

杉ちゃんの恋が報われる方法

「バチェロレッテ」の最後にして究極のクリア条件は、萌子さんが持つ「真実の愛」への解釈を変えてみせることだったと思う。

このハードな条件、唯一達成できる可能性があったのは杉ちゃんだけで。

ep.9で萌子さんが杉ちゃんに

「なぜ杉ちゃんは永遠を誓えるの?永遠なんてあるの?」

と問うた時、

「永遠なんてなくてもわしは木を植えるんじゃ!あんたも永遠なんて探したらあかんで」

的なことを言えたら違う結末があったかも。タラレバはありませんが。

杉ちゃんは男として見られないから、やっぱり無理だったんだよ。と言う人もいますが、私はそうは思わず。

たしかに萌子さんはあまりにも潔癖で、「人を好き」と「男性として好き」の間にはっきりと線を引いてしまっている。

でも、空のバスタブで密着してお絵かきするのがアリなら、多分恋愛としても行けると思うんですよね。。。

番組の特性上タイムリミットがあったので二人が結ばれることはありませんでしたが、割とこれ、時間が解決するような気がしてます。

杉ちゃんが愛と思いやりをもって、それこそ萌子さんのコップに水を注ぎ続けた時、いつか彼女にとっても杉ちゃんが「必要不可欠」になる時が来るのではないか。

そして、涙ながらに、苦しそうに
「お別れしたくない」「杉ちゃんが大好き」
と語る姿を見るに、その日はあながち遠くないのではないだろうか。

個人的にはもう一押しだと感じています。
外野が言うことじゃないけど杉ちゃん頑張って欲しいな・・・
「心で手を繋いでいる」とお互いが感じられる人なんてそうそう出会えないよ。

そして個人的に杉ちゃんといるときの萌子さんが可愛くて一番好き。
萌子さん、自分でも映像見たらびっくりするんじゃないかしら、ってくらいリラックスしていて素敵ですよね。

バチェロレッテ、学びが多かったけど辛かった

いや〜〜〜バチェロレッテ、面白かったですよ。

なにより萌子さんから学ぶことがとても多かった。

見てよかったんですけど。
自分の気持ちの揺れ動きが大きすぎて、生々しくて、しんどかったです。
文章にしないと消化できなくて長い長いブログを書いてしまったくらい。

恋愛リアリティ番組、全部こうなんですか?それとも萌子さんがガチすぎるだけですか?

萌子さんと出会わせてくれた、そして、そのままの萌子さんを届けてくれた製作陣・・・ありがとう。

でも次回作は疲れるから見ません!!!!(フラグ)

バチェロレッテ萌子様が人生の教科書だから男も女も全員みて

バチェロレッテにめちゃめちゃハマっている 

 

兼ねてより恋愛リアリティショーというジャンルを避けてきたのだが、この程、初代バチェロレッテ 福田萌子さんの素晴らしい人格を讃えるTweetが連日TLを騒がせており、たまらず見始めてしまった。

そして、まんまとハマった。毎日バチェロレッテのことを、いや、萌子さんのことを考えている。あまつさえ数年ぶりにブログまで書いている・・・

 

今回は萌子さんの好きなところを挙げさせてほしい。

一個人の感想なのでなんの為にもなりません。本当に暇な人だけ読んでください。

言語化スキルがすごい

あえてセンスではなくスキルと言いたい。

彼女は自分の考えを的確に言葉にして伝える。そのレスポンスの早さも驚くべきだが、なにより素晴らしいのは、ネガティブなセリフを一切言わないこと。

ネガティブに聞こえない理由は2点だ。

ひとつめは言葉の選び方。彼女はマイナスの言葉をかなり意識して排除しながら話している。

ふたつめは、主語が自分であること。フィードバックする際、相手や第三者を主語にした断定をせず、「自分はこう思った」という話し方をしている。彼女の言葉には偏見や決めつけがない。

これらは普段から、話した言葉が相手や第三者にどう伝わるか慎重に考え、振り返っているから身についたスキルだろう。

インタビューで彼女は自身がHSPであること、人との会話について「もっとこうすれば良かった」と日常的に振り返っていることを語っていた。

PDCAマジ大事。わかっちゃいるけど、人との会話を反芻する行為をPDCAの機会にできる人間などそういない。

「あんなこと言って嫌われたかも…ってよく考えちゃう。だから人付き合いに向いてないの。」という話はよく聞くところだ。

萌子さんのように、それを成長機会として言葉を磨いていく、正しく伝えるのを諦めないのは並大抵のことではない。

ほんとにすごいよ、Who's your Mama ?どうやったらそう育つの?

いつもポジティブ

私、スーパーポジティブなんです、と笑う萌子さん。かわいい。
これは彼女の性質であり、スキルでもある。自分をポジティブにする術を知っているんだと思う。

他人や自分と向き合うのってめっちゃ辛い。自分の言動を受けて、相手がどう考えたのか想像するのは不安だ。自分について深く考えるのも超疲れる。思春期の萌子もめっちゃ辛かったと思う。

でも彼女はそこで諦めない。「楽しむ!前に進む!できるまで努力する、向き合う!」ことで乗り越える。また少しパワーアップした自分になる。
色々なことが人より気になってしまうHSPという性質と、それを放置できない高潔な魂を持った萌子さん。ポジティブであること、努力することが、彼女にとっての唯一の解決策だったのかもしれない。

では、そもそもなぜポジティブになれるのか、これは生まれながらの性格もあるし、素晴らしいご家族に恵まれたことも大きいと思う。

家族が確かに自分を愛しているという実感、心理的安全性が確保された環境、最も身近なロールモデルである両親が前向きな行動規範にのっとって生きていること・・・
それらが彼女の自己肯定感を高め、ポジティブシンキングを根付かせているんじゃなかろうか。

いっぽうで、HSPである彼女がポジティブ思考で努力し続けるにはかなりの負担がかかるはず。そのストレスとの付き合い方は後天的に身に付けた「スキル」だろう。
例えばスポーツを通して自分の体をコントロールすることで、マインドを整理する。自然の中に身を置くことで、心を落ち着ける。

萌子さんは心が疲れた時、ポジティブな自分を維持するためのスイッチを、これもまた意識的に見つけてきたのだと思う。

聡明さとピュアさの共存

妙齢の女性4人から成る「バチェロレッテ評論家」グループチャットにて同僚が

「ピュアさと聡明さって、共存できるんだなって萌子さん見てると思う、、」

と言っていて、うなずきすぎて首が脱臼した。

萌子さんはいつも、人の善意を120%で受け取り、感謝し、涙する。彼女ほど賢い女性なら、人の好意の裏にある下心や悪意を読み取ることもできるだろうに。なぜ疑わないのか?
これについてはマジでわからない。皮肉を言うところが全く想像できない。

初対面の男性がさっきまで着ていたジャケットを肩にかけられて
「あの時、寒かったから助かった」

初対面の男性に手掴みでロールケーキを口に運ばれて
「ちょうどチョコレートが食べたかったの!緊張が解れました」

日傘長袖サングラスで日差しをシャットアウトする男性に
「沖縄を楽しめているか心配だった」

これ、100%本音で言ってるよね。
いや・・・天使か?女神か?悪意とか、ないのか・・・?

もう一度言うけどコレについてはマジでわからない。どうすればこうなるのか想像もつかないし分析もできない。。。

無垢であるということは、鈍感であること、想像力が足りないことと表裏一体のはずなのに、萌子さんにはそれが当てはまらない。

守りたい、崇めたい、萌子・・・好きだ・・・。

みんなバチェロレッテを、いや、萌子さんをみてくれ

散々萌子さんへの思いをしたためたが、百聞は一見にしかず。まだ観ていない方はぜひバチェロレッテを観て欲しい。今週金曜(10/30)が最終回の配信日である。まだ間に合う。

恋愛リアリティショーを見慣れない方も、萌子さんに注目して観てみて欲しい。

彼女のような素晴らしい人が、周りの人たちにどう作用するのか。番組の既定路線を超えて観る人に感動を与える彼女の人柄を、是非みてくれ!たのむ!